【システム開発】やはりクラウドはまだ不十分。。。
皆さん、こんにちは。
スキル・バンク SEのW です。
年の瀬の慌ただしい時期、当社も若干バタバタしています。
さて、今月4日に、IT業界ではなかなか大きい事件が発生しましたので、それについてお話ししたいと思います。
それは、自治体向けのクラウドシステムが停止して、全国47自治体で業務に影響が出たという事件です。
このシステムを提供していたのは、NTTデータの子会社の日本電子計算。
ストレージ機器のファームウェアに不具合がありシステムが停止、さらにバックアップ機能にも問題があって15%のクラウド上のデータが消失したそうです。
「消失」とありますので、表示だけされていないということではなく、データベース上のデータが物理的になくなったみたいですね。
これはなかなかの出来事だと思うのですが、あまり報じられている様子がありません。
以前からお伝えしていましたが、やはりクラウドを100%信用するのはまだまだ危ないというのを実感しました。
私が想定していたのは、Googleのgmailや無料CMSなどの主にフリーのクラウドサービスだったのですが、今回はしっかりとシステム設計されたシステムのお話しです。
やはり二重三重のフェールセーフティを盛り込まないと安心できませんね。
ハードディスクの二重化、毎日の自動バックアップ、定期的な手動バックアップなどなど、やり始めるとキリがないのも事実ですが、自社のデータ量や更新頻度に合わせて、最も復旧が早い方法を採用していただきたいと思います。
システム設計・運用設計など、お気軽にご相談ください。