【ホームページ制作】それは誰のためかを考える。
皆さん、こんにちは。
スキル・バンク SEのW です。
とあるクライアントのウェブデザインを手掛けたときのことです。
当社でのデザインの段取りとしては、まずアドビのイラストレーターを使って画面イメージを数案作成します。
この作成したデザインを叩き台として、クライアントと打ち合わせをして、最終的なデザインを決定します。
デザイナーという職種の方は、実に細かい部分まで気の付く方が多いようで、それこそ色使いや画像配置だけではなく、字体(フォント)も制作イメージにできるだけ近いものを必死に探しています。
ところがプログラマーからすると、ここがなかなか難しい。
タイトル画像やボタン・バナーなどは、デザイナーの制作デザイン通りにできるのですが、例えばサービスの説明文は画像ではなくテキストになるのです。
ホームページの画像ではない部分(文章など)は、ユーザーの利用しているブラウザ・媒体の設定に従ってフォントが選択されるのです。
すると、デザインと若干イメージが違っていたりするのですね。
デザイナーは何としてもデザインに近づけたい。
プログラマーは見た目よりも操作性・視認性やSEOに有効な形にしたい。
現在はウェブフォントという技術が普及してきていますが、ダウンロードに要する容量・時間の問題もあって、なかなか採用に踏み切れないことが多いです。
最終的には「クライアントとクライアントのお客様にとって最良の選択はどれか」という原則に立ち戻って、デザイン・プログラムのどちらかを選択しています。
WindowsとMacは、同じフォントが搭載されるようになりましたが、スマートフォンやタブレットはまだ機種によってバラバラです。
全ての媒体に共通のカッコいいフォントができれば。
そんな日が来ることを待ちわびている、今日この頃です。